「女性と話すのが苦手」「デート中、何度も気まずい沈黙になる」「笑いが取れるようなトーク術がない」と悩んでいませんか?
本屋に行けば、「トーク術」や「話し方入門」などの本が多く並んでいます。
それだけ他人とのコミュニケーションについて悩んでいる人が多いということでしょう。
しかし、他人から好感を持たれるためのコミュニケーションに、お笑いを取れるようなトーク力は必要ありません。
特に男性に多いのですが、コミュニケーションにおいて笑いを取らないといけないというプレッシャーを感じる人がいます。
おそらく、バラエティ番組でお笑い芸人の活躍を目にする機会が多く、そのように感じるのでしょう。
しかし、お笑い芸人は他人から笑いをとるプロであり、テレビに出演している方はその中でも実力が認められた猛者です。
一般人の私たちがそのような芸当ができるわけがありません。そのようなことにプレッシャーを感じる必要ないのです。
そして声を大にして言いたいのは、誰からも笑いを取れる話上手な男性より、聞き上手な男性の方がモテるという事実です。
そして、話上手になるより、聞き上手になる方が圧倒的に難易度は低いです。
この記事では、女性が気持ち良く話せてついつい止まらなくなる聞き方のコツを紹介していきます。
このコツを意識してデートに臨めば、気まずい沈黙もなく、楽しい時間が送れるはずです。
なぜ聞き上手が女性にモテるのか
なぜ聞き上手は女性にモテるのでしょうか?
人間は誰しも、他人に自分の話を聞いてほしいという欲求を持っています。
陽気な人も根暗な人も、他人と打ち解けるハードルの高さが違うだけで、その欲求は変わりません。
そして、誰しも自分が心を開けて、話をしっかり聞いてくれる人を求めているのです。
特に女性は共感を重視する特徴があります。
自分の話をしっかり聞き、その感情に共感してくれる男性に好感を持ちますし、その男性が「居心地が良い安心できる場所」になります。
そして、聞き上手になることは話上手になることに比べて、
- 特殊な技術がいらない
- 相手を選ばず、汎用性がある
- 女性のこと深く知ることができる
といったメリットがあります。
これから、聞き上手になるための聞き方のコツを紹介していくのですが、大事な法則をまずお伝えしておきます。
男女の会話において、男性と女性の話す割合は3対7くらいがベストだということです。
そして、男性の3割は、女性がもっと気持ち良く話せるようなリアクション、女性の話を広げる質問などが大半を占めます。
「誰かに話を聞いてもらいたい」という欲求は全員にあるので、あなたも意識して抑えなければ、ついつい喋りすぎてしまうときがあります。
しかし、何度も繰り返しますが、女性は自分の話を聞いてほしいのです。
ついつい自分が語りすぎないように注意しましょう。
女性の話が止まらなくなる聞き方のコツ
ここからは、女性の「話を聞いてほしい」という欲求を刺激し、女性の話が止まらなくなるコツをいくつか紹介していきます。
女性が話しやすいの話題を準備しておく
まだお互いについてあまり知らず、関係が浅いときは、なかなか会話が長続きしない場合があります。
女性との会話では、話す分量は男性3割、女性7割くらいが理想です。
つまり、男女の会話を長続きさせるには、女性に気持ち良く話してもらう必要があります。
細かいテクニックは色々とありますが、手っ取り早いのは、女性が話しやすい話題を振ることです。
初対面てまお互いのことを知らないなら、会話のパターンは大体似たようなものになると思います。
これから多くの女性との出会いに備えて、あらかじめ最初のデートでの話題を準備しておきましょう。
女性が話しやすい話題の例をいくつか紹介します。
- 最近熱中していること・ハマっていること・真剣に取り組んでいることは何ですか?
- ここは〇〇な場所ですね。前に来たことはありますか・こういう場所はよく来ますか?
- 最近で1番嬉しかったことは何ですか?
- (共通の知人がいる場合で)〇〇さんとはどうやって知り合ったんですか?
- 休日はどう過ごすことが多いですか?
あとは、定番のジャンルとして
- 趣味
- 衣食住
- 学び
- 健康
- 仕事
- 家族
- 恋愛
などもあります。
特に恋愛の話題に関しては、可能な限り最初のデートでしておきましょう。
お互いの恋愛観の理解を早めにしておいた方が良いですし、最初に恋愛の話をしておくことで、女性があなたを恋愛対象として意識しやすくなります。
女性に話題を振るということは、当然そのことについて質問で返される可能性は高いので、準備した話題にはすべて自分が話す内容も準備しておくようにしましょう。
くれぐれも、自分が準備した話を早くしたくて、女性の話をてきとうに聞き流すことがないようにしてください。
明るいリアクションで話を聞く
女性に気持ち良く話してもらうのに、それほど高度な技術は必要ありません。
「この人はしっかり話を聞いて、理解してくれている!」と女性が感じるようなリアクションを意識すればいいのです。
まず、リアクションの基本は「相手の目を見て」、「笑顔で」、「頷く」。
これだけでも、女性はかなり話しやすいと感じ、あなたと過ごす時間が心地良いものになるはずです。
さらに女性の話に対するあいづちのバリエーションを増やしましょう。
- 感嘆(へー!そうなんだ!など)
- 反復(〇〇なんだ→〇〇なんですね!)
- 共感(それは大変だったね。など)
- 称賛(すごい!など)
加えて、少し難易度は上がりますが、まとまりのない女性の話を要約してまとめる、女性自身が言語化できていない感情を言語化するなどすれば、「この人は私を理解してくれる!」と強く感じさせることができます。
普段の会話からリアクションを意識すれば、だんだんと上手くなっていきます。
まず最初に意識することは、女性の話をしっかり聞き、明るくリアクションすることです。
質問で話題を広げる
女性が話しやすい話題を振っても、女性が答えたらすぐに自分の話をしだしたり、「趣味は?仕事は?好きな食べ物は?」と一問一答のように矢継ぎ早に質問するだけでは、話は盛り上がらないし、女性が気持ち良く話すことはできません。
ひとつの話題をどこまで広く、深く語らせるかが聞き上手としての腕の見せ所です。
話題を広げるには、相手の話に対して質問し、深掘りしていきましょう。
しっかり相手の話に興味を持って聞いていれば、質問することは自然と出てくるのですが、どんな質問をすればいいか悩ましいという人もいるでしょうからおすすめの方法を紹介します。
それは5W1H質問法です。
5W1Hは英語の授業で聞き馴染みがあると思います。
念のため解説すると5W1Hとは
- what(何を)
- where(どこで)
- when(いつ)
- who(誰が)
- why(なぜ)
- how(どうやって)
のことです。
例えば、女性が「ジムで体を鍛えている」と話してくれた場合、
- 仕事帰りに行ってるの?週に何回くらい行ってるの?(when)
- どこまで行ってるの?何てジムに行ってるの?(where)
- どんなトレーニングをしているの?(how)
といった感じで、1つの話題を深掘りしていきます。
質問していく中で別のキーワードが出たら、今度はそちらも5W1H質問法で広げていけば、会話が途切れることはありません。
女性の話に真摯な興味を持つ
女性の話す内容が、普段の自分にとってまったく興味がないからと言って、てきとうに相づちをうって話題を変えてしまう男性がいます。
そんなことをされると、女性は「私の話を聞いてくれない」「価値観が合わないのかな?」と感じてしまいます。
2人の共通点を探すことは恋愛において重要ですが、相違点を楽しむのもまた重要です。
相手の話を真摯に聞くことによって、自分自身の世界が広がる可能性があります。そうやって成長できるのも、恋愛の醍醐味です。
例えば、相手の趣味の話だった場合は、「それは良い趣味だね。あまり詳しくないから教えてくれる?」と興味を示します。
女性にそれほど知識がなかったり、説明が要領を得なかったりした場合は、「面白そうだからちょっと調べてもいい?」と許可を取り、スマートフォンで調べるという手もあります。
この場合、1人で黙々と調べるのではなく、内容を女性に話して聞かせて、共有するようにしましょう。
相手から聞いたことは、そのデート限りではなく、次のデートまでに本やインターネットで知識を得たり、実際にやってみたりすることもおすすめします。
自分が紹介したことを早速実践してくれたことに関して、女性は「この人は私の話に興味を持ってくれた」、「一緒に過ごすと楽しそう」、「相性がいいかも」と感じてくれます。
また、出会った当初に聞いた話をしっかり覚えておき、関係が深まり、その話をしたことも忘れたころに、その話に関係したプレゼントなどを渡すと、女性は驚き、とても喜んでくれます。
このように、女性の話に真摯な興味を持つことは、その場限りではなく、2人が長く良好な関係を築くためにとても重要です。
自己開示で、女性の心を開く
自分語りをするのではなく、女性の話を多く聞くと説明してきましたが、適度な自己開示は女性の心を開くうえで重要です。
初対面の人には、なかなか本音では話せず、ネコを被ってしまうもの。
しかし、相手が心の内をさらけ出してくれれば、こちらも話しやすくなるし、「向こうも話してくれたから自分も話さなければ」という心理が働き、本音を話す可能性が高まります。
あなたが深い自己開示をすることで、上っ面な会話を繰り返すより、女性はあなた親近感を覚えます。
自己開示をする際のコツは、上っ面の言葉だけではなく、それを裏付けるエピソードを短く付け加えることです。
女性との1回目のデートで、お互いに恋愛に関する自己開示を行うと、その後に恋愛が成就する確率が大幅にあがります。
自分の話は1度に30秒以内
自分と女性が話す割合は3対7くらいがちょうどいいと説明しました。
加えてもう1つルールをつけるとすると、あなたが1度に話す時間も30秒以内にセーブした方がいいです。
何度も言うように、人は自分の話を聞いてもらいたい生き物。特に女性は、話を聞いてもらって、自分が持っている感情に共感してほしいと考える特徴があります。
あなたがお笑い芸人並に人を惹きつけるトークができる場合を除いて、赤の他人の話を30秒以上聞くのは、女性にとってストレスに感じる場合が多いです。
出会った当初は、基本的にあなたが話すことは、
- 相手を褒める
- 相手に質問する
- 相手の質問に答える
- 相手の心を開かせるための自己開示
に限定した方がいいでしょう。
「これじゃつまらない男と思われそう」と不安に思う方がいるかもしれませんが、大丈夫です。
むしろ、面白いエピソードトークなどを考えるより、女性が話したい話題を提供し、明るいリアクションを心がければ、そちらの方が簡単に、女性の心をつかむことができます。
デートを重ね、2人の関係が深まれば、それぞれの関係性によって会話の配分も変わってくるでしょう。
しかし、出会った当初はできるだけ女性の話を聞いてやり、女性にとってあなたが安心できる場所であることを認識してもらいましょう。
女性と会話するときのNG行動
最後に、女性と会話するとき、やってはいけないNG行動を紹介します。
ここまで紹介した内容と重複する部分もありますが、女性と良好な関係を築くために重要なことなので、ぜひ肝に銘じてください。
- 相手の考え・やっていることを否定する
- 長い自分語り
- 自慢話
- 他人の悪口
- 相手の話をさえぎる
- 上から目線のアドバイス
男性がやりがちで、NG行動だと気付きにくいのが、上から目線のアドバイスです。
女性が仕事の愚痴を言ったり、何か相談するような言動をしたりした場合、男性は良かれと思ってアドバイスをします。
しかし、女性は多くの場合、相談のような体裁でも、男性にアドバイスを求めているわけではありません。
話を聞いてもらい、共感してもらいたいのです。話をさえぎらずしっかり聞き、女性が感じている気持ちを推し測り、「それは気分が悪くなるね」「そんなこと言われるとムッとしちゃうな」などと感情に共感しましょう。
明らかに女性に非があり、「俺が上司でも同じこと言うな」と感じても、絶対に女性を否定する言動をすることがないように。
まとめ
女性と会話する際の聞き方のコツを紹介しました。
ポイントを簡単にまとめると、
- 相手が話しやすい話題を振る
- 明るいリアクション
- 質問で話題を広げる
- 自分が話しすぎない
といった感じです。
こうやって見ると、それほど難しいとは感じないのではないでしょうか?
何度か場数を踏めば、それほど意識することなく自然に実践できるようになり、今までのデートとは見違えて話が盛り上がるでしょう。
ぜひ次のデートでお試しください。